複雑な気持ち
2020/12/16
昨日のことなんですが
嬉しいような悲しいような 非常に複雑な気持ちになったので ブログを書きます。 ブログに自分の気持ちや考えをとどめておくと 少し気持ちも軽くなるよーな気もしますので。
昨日、チラシを見て
来院された80代なかばの女性の話しです。
症状は1年ほど前から急に歩きにくくなり、 歩いているとジワジワと腰が痛くなるそうです。 それがツライくて歩ける距離がダンダン減ってきて杖を使わないと歩くのが困難となり 日常生活に支障をきたしているとのこと。
さらに、それプラス肩から腕にかけて動作痛があり腕が半分も挙がらずとてもツライとのこと。
数カ月前に知り合いに紹介してもらった草津の治療院に数カ月通っているそうです。 そこの先生は一生懸命カラダを揉んでくれるそうです。紹介してもらったし、そこの先生も一生懸命してくれるので諦めずに通っているのですが 残念なことに症状は全然改善しないとのこと。
この方は杖をついて
おぼつかない足取りで来院されました。
問診にて女性のお悩みをお聞きし、お体の状態をチェックしたところ頚椎から骨盤までの関節の動きが少ない感じがしました。 反対にこれといって難易度の高いお体の状態だとも感じませんでした。 直感で、まずは脊柱の可動域の改善をしようと思いました。 脊柱から骨盤にかけて非常に軽いアジャストメントをしました。 下部頚椎の可動域の制限が特に気になっていたので、しっかりと可動域を戻しました。
さらに肩の痛みに対しては悪さをしてそうな 小胸筋をリリースしました。
すると肩は挙がりやすくなり、ほぼ完全挙上まで可能となりました。
腰も楽だと言ってくださりました、、、。
お帰りの際には、施術前に脱がれた上着を着ようとされた時に【いや!楽に腕が挙がるわ〜!】 と喜ばれ 靴を履いて外に出た際には 【アレ?杖使わんでも歩けるわ〜】 と言って喜んで帰宅、 でわ無く そのままフレンドマートに 買い物に行かれました、、、。
当院に来て症状が改善した事はお互いに嬉しいことなんですが、この女性が何ヶ月も草津まで通っていた労力を考えると非常に複雑な気持ちになりました。
当院ではこのような事が無いように 配慮しています。無理やり次回のご予約をとってもらうような事もしませんし。
初回の時点で当院がお役に立てないと判断した場合と
3回継続したけれど当院がお役に立てないと判断した場合は施術をお断りしています。
お互いの為になりませんからね。
分かるんですよ。心が痛いくらい。
だってわざわざ紹介していただいたのにお断りするなんて、その紹介してくださった方をも 失うかもしれない訳ですから。
こんな時、治療家の原点に立って考えてみれば お断りするのが懸命だと思います。
お断りする理由をしっかりと説明すればマルです。
パーフェクトです。
もし、それでも両者を失ったとしたら それ以上の何かが返ってくる時が きっといつか来ると思います。
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